体幹ゼロ障害児とアウトドアを

アウトドア夫婦に生まれた肢体不自由児さ~やの冒険記

岡山の鍾乳洞は車いすやバギーでも行ける?!井倉洞、満奇洞バリアフリー実態調査。

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夏の避暑地として一度は考えたことがある鍾乳洞

 

実のところ車いすやバギーでも楽しめるのだろうか??

 

近隣の鍾乳洞に問い合わせ、下見に行ってみました。

 

結論として、登山よりもルートが整備しにくい鍾乳洞は冒険的要素が大きく、バリアフリー化が進まない分野だと思いました。

 

今回訪れた岡山県の井倉洞(いくらどう)、満奇洞(まきどう)はアプローチからバリアの連続。

 

井倉洞は無理!かろうじて満奇洞はバギーで入れましたが、かなりリスキー!オススメはしません。

 

 

コロナ禍の悩ましい避暑地探し

アウトドア基地は例年以上に繁盛

 

梅雨が終わったと思えば一気に猛暑!

 

例年なら遠征して涼しい登山基地に向かうのですが、そこはコロナ禍。あきらめて県内や近隣の山に向かいましたが、同じく遠征できない家族連れで街以上に賑わっていました。

 

吸引が必要なさ~や。呼吸器疾患があるわけではありませんが、年に数回肺炎を患うことを考えると、やはり人の多いところは避けたい…

 

登山基地をドライブスルーしました。

 

いっそ、滞在時間が短く、避暑に最適な鍾乳洞はどうか??

 

さっそくリサーチに入りました。

 

岡山の鍾乳洞といえば井倉洞と満奇洞

まずは電話でリサーチ

 

近場の鍾乳洞ということで、岡山県の井倉洞満奇洞に早速電話。

 

「車いすで入れますか?」

 

井倉洞の回答

 →「バリアフリー化されていないので、車いすなどは無理です。

 

満奇洞の回答

 →「鍾乳洞に入ってすぐの広場までなら車いすでも入れると思います。

 

満奇洞!!!行けるんじゃない!!?

 

ということで、早速満奇洞に向かいました。

 

満奇洞はバリアフリーなのか???

アプローチからして苦難の連続

 

満奇洞(まきどう)は岡山県の北部にあります。

 

かつては「槙」という地名から「槙の穴」と呼ばれていましたが、与謝野鉄幹・晶子夫妻が訪れ、オシャレな名前を付けていったそうです。

 

時は昭和初期、鍾乳洞の中はロウソクでライトアップされていたようで、晶子の詠んだ詩から夫への燃えるような愛情が伝わってきます。50代でこの夫婦関係はナカナカ凄い!

満奇の洞千畳敷の蝋の火の あかりに見たる顔を忘れじ 晶子

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鉄幹と晶子が詠んだ詩

さて、駐車場から満奇洞までの入り口は、思っていたよりも急な…いや、ずいぶん急なつづら折りの坂道でした。

 

気合を入れてバギーを押していたので写真を撮っていませんが、自力の車いすでは無理な斜度。バギーを押すのも慎重さとパワーを使いました。

 

コレ、晴れた日だから良かったものの、雨の日は普通に歩いてもコケるんじゃないかと思います。

 

その上、最後に現れたのが、この階段! 

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シメの階段で立ち尽くす…。階段の上が入り口。

えっ??鍾乳洞に入る以前の問題なんですけど…

 

階段の下で悩んだ結果、鍾乳洞にさ~やが入って楽しめるかどうか、まずは内部を偵察することに。

 

私と妻で交互に偵察し、「行こう!」と決断。2人でバギーを両脇から持ち上げ、慎重に階段をクリアしました。

 

階段のすぐ上が鍾乳洞の入り口になっており、もれ出る冷気が上がった体温を下げてくれました。

 

では、いざ内部へ!

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入り口、狭いけど入れます。

満奇洞は一本道を奥まで行って戻ってくるスタイル。奥行があるタイプの鍾乳洞でした。

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入ると「洞内休憩所」という広場があり、その先が一段と狭くなっています。

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洞門。高さは130cmくらい。

なんとかバギーでもクリア。そして、その先がカラフルにライトアップされた鍾乳洞の大空間でした!

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ちょっと派手な照明。

鍾乳洞の中はヒンヤリしていて、だいたい15℃ぐらい。防寒対策していきましたが、そこまでしっかりしなくても大丈夫でした。

 

通路はコンクリート舗装されているので、バギーでも問題なし。ただし、狭い一本道なので、ソーシャルディスタンスを確保しようと思えば、立ち止まることが許されません。幸い、人が少なかったのでゆっくり鑑賞。

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洞門をふり返る。

ただし、これより先は曲がりくねった坂道でバギーは走行不可能

 

しばらく涼を楽しんだ後、洞門休憩所に戻りました。

 

ちなみに、この奥には洞内湖や八つ墓村の撮影で使われた千枚田などがあります。

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洞内湖と千枚田

鍾乳洞、涼しくて不思議な場所ぐらいの認識でしたが、上を見たりふり返ったりしてみると自然が作った造形がおもしろく、芸術的な場所だなぁ、としみじみ思いました。

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恐竜の骨を腹の下から見上げているみたい。


さて、問題は帰り道。あの急な坂道を下らなければならなりません。

 

もちろん後ろ向きにバギーを構え、ゆっくり後退り。ハンドルを手で持つだけでは不安なので、バギーと自分の身体をロープで繋ぎバックアップも確保して下りました。

 

上りと同様、大汗をかいての下り。鍾乳洞で冷やされた身体は即リセットされました。

 

なんとかさ〜やも無事に下りてこられ、結果的に楽しめましたが、正直、バギーが下り坂で暴走しないか怖かったです。

 

改めて、満奇洞は全くバリアフリーではありません

 

www.okayama-kanko.jp

 

念のため井倉洞も下見

結果、最初から門前ばらい

 

 

なんだかんだ言って満奇洞には入れたので、井倉洞にも偵察に行ってみました。

 

しかし、まず鍾乳洞の入り口が川の向こう…。

 

橋で川を越えなければなりませんが、その橋は階段でしか上がれない。

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高梁川に架かる橋

 

井倉洞の入り口も階段だったり、鍾乳洞の中も狭かったりで、バリアフリーどころか小さい子供でも怖いかもしれません。

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井倉洞は縦に伸びる鍾乳洞。満奇洞の横に伸びる鍾乳洞とは楽しみ方が違います。

 

鍾乳洞としての規模は井倉洞の方が大きく、中にある湖や滝、造形物も独特で面白かったのですが、急な階段や背をかがめるほど狭いルートなどハードルが半端なかったです。

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ひょうたんみたい。表面はサンゴ?!

 

ということで、さ〜やは井倉洞には行けそうにありませんでした…。残念。

 

www.okayama-kanko.jp

 

まとめ

鍾乳洞の自然な美しさを冒険的に楽しむには整備されすぎない方が良いのですが、整備するにしてもそこは閉鎖空間。

 

狭かったり、年中濡れていたり、大きな機材が入れなかったり。登山ルートよりも整備しにくく、バリアフリー化できないのだろうと思いました。

 

今回行った満奇洞と井倉洞は車いすやバギーで楽しむのは難しいですね。

 

ただ、秋吉台など、とびきり大きな規模の鍾乳洞ならバリアフリー化されているようです。 

 

障害児も安全に楽しめる鍾乳洞探しの旅をもう少し続けてみようと思います。

 

www.sa-yato.com