体幹ゼロ障害児とアウトドアを

アウトドア夫婦に生まれた肢体不自由児さ~やの冒険記

障害児ファミリーが福祉車両を購入する前に考えておくべきこと。まだ普通車で十分かも?!

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障害児=福祉車両に乗せる、と思っていませんか。

 

「まだ乳幼児だが、障害があるかもしれない」

 

という子育てファミリーが新たに車を購入する場合、

 

『将来的には車いすやバギーのまま車に乗り込むかもしれないから、ハッチバックでスロープ付きの車がいい』

 

と考えるかもしれません。

 

我が家がそうでした。

 

さ〜やが生まれて間もなくN−BOXプラスのスロープタイプを購入。

 

現在8年乗っていますが、実はいまだにスロープを使っていません…。

 

福祉車両は免税とはいえ、普通の車と設備が違うので中古でも価格が結構高めです。

 

将来的には福祉車両がベストかもしれませんが、まずは普通車という選択肢でもいいかもしれません。

 

福祉車両のメリットとデメリットを考えてみます。

 

 

成長しても結構抱っこで乗せられる!

介助者のカラダとも相談ですが

 

車の乗車でスロープを使わない我が家の乗降スタイルは、抱っこです!

 

家から抱っこして外に出て、車に備え付けのカーシートに乗せ、ベルトで固定してGO!

 

現在、介助されるさ〜やは8歳、約20kg。

 

30代後半の私達夫婦に加え、介護を手伝ってくれる70才の“じいじ”と“ばあば”もこのお姫様抱っこスタイルです。

 

もちろん、介助者の負担と相談ですが、成長しても結構抱っこで何とかなります。

 

福祉車両なら介助が楽な部分もありますが、なぜ我が家で抱っこスタイルが続いているかと言うと、

  • 乗せ降ろしの手間が少なく動作が早い
  • カーシートで身体を固定する方が安全

と考えているからです。

 

福祉車両の設備を大別

設備ごとのメリットとデメリット

 

 福祉車両の設備は大まかに2つに分けられます。

 

スロープタイプと座席リフトアップタイプです。

 

どちらかだけ、もしくは、どちらも付ける、という車種もありますが、もちろんその分、車体価格は上がります…

 

スロープタイプ>

ハッチバックでスロープが出てきて、車いすやバギーのまま乗り込めるタイプ。

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このタイプのメリットは、

  • やはり車いすやバギーのまま乗り込めるのは
  • 本人の体重が重かったり、介助者の体力・筋力に省力的

そして、デメリットは

  • 乗り込んだ後、車いすやバギーの固定は必須
  • スロープが伸ばせる駐車スペースが必要

 

介助者に最も負担のない乗車方法だと思います。

 

座席リフトアップタイプ>

座席が車外に出てきて、車いすやバギーから乗せ変えるタイプ。f:id:TheWhiteFang:20200427144053j:plain

座席が出てくるパターンは、助手席か後部座席か選べます。

 

障害児の場合には、出てくる座席にカーシートを備え付けると思います。

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座席リフトアップタイプのメリットは

  • 出てきた座席の横に車いす等を横付けできるので介助の姿勢が楽
  • 座席≒カーシートに乗せ、シートベルトを掛けるので安全性が高い

そして、デメリットは

  • 座席が出てくるための横のスペースがかなり必要
  •  電動なので、座席が出てくるのが遅い!! 

 

介助者の負担はありますが、車いす等でそのままで乗車するよりも安全性が高いと思います。

 

 

ここで、『安全性』という言葉に違和感を持たれたかもしれません。

 

『安全性って、しっかり車いすを固定したら大丈夫なんじゃないの?』と。

 

もちろん、メーカー各社、安全を確保するために車いすやバギー自体を固定するベルトに加え、車いすやバギーに乗っている人用のシートベルトも設置されています。

 

なので、ベルトが完璧にセッティングされていれば大丈夫なのかもしれません。

 

完璧に…。

 

ただ、もしベルトが少しでも緩んでいたり、どちらかのベルトを掛け忘れたりしたら、衝突事故を起こしてしまった時には車いすごと車外に放り出されてしまうかもしれません。

 

また、ヒューマンエラーだけでなく、そもそも、車いすのような立体的で横揺れに弱い不安定な物を、ホイールなど下部だけで固定しようとすることに無理があると思っています。

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これらはあくまで私見ですが、車いすやバギーごと乗車するのは、座席へ乗せ換える介助ができなくなってからの最終手段と考えています。

 

なので、優先順位はこの順↓

普通車でカーシートに乗せる≒座席リフトアップでカーシートに乗せる>スロープで車いすごと乗せる

 

福祉車両を選ぶ前に考えて

障害の見通しと成長の見通し

 

福祉車両のメリットとデメリットを挙げてみましたが、一番考えておくべきなのは、「今回買い換える車に何年乗りそうか?」ということです。

 

状況に応じて車を買い換えられるなら問題ありませんが、そうでない場合、大きな買い物なので慎重になります。

 

考えておくべきなのは3つ。

  1. 大体何年で車を更新する家庭なのか?
  2. 子供の障害の見通しは立っているのか?
  3. 子供の成長の見通しはどうなのか?

 

1つ目、通勤などで長距離を走る場合、車の更新期間が短くなります。子供の発達の度合いによっては、本当に福祉車両の設備が必要なのは今回買い換える車ではなく、次の車かもしれません。車を複数台所有している場合もあると思いますので、それぞれの更新スケジュールを書き出してみるのが分かりやすいでしょう。

 

2つ目、乳幼児などで何かしらの障害があるが、その障害の見通しが立っていない場合、福祉車両の設備が必要ないかもしれません。ある程度、障害の将来性が見えてきてから車のスペックを選んだ方が余計な出費を抑えられます。

 

3つ目、障害児、と一言にいっても原因はさまざまです。その原因によって、体重や身長などの成長スピードも違ってきます。成長の見通しを医師に相談してみるなどして、目安を知っておくことで、福祉車両のような特別が設備で介助する必要があるのか、それとも普通車で事足りるのか、など想像がしやすくなります。

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まとめ

将来のことをしっかり考えて備えるのは大切です!

 

ですが、備えすぎてオーバースペックになるのもモッタイない!!

 

迷ったら周りの障害児ファミリーに相談してみるのもいいでしょう。

 

ちなみに、我が家の車事情は、冒頭のN-BOXプラスでスロープを使わない事を悟り、もう一台は3世代ドライブができる7人乗り普通乗用車にしました。加えて、介護を手伝ってくれる祖父母の車を座席リフトアップにしてもらいましたが、せっかちな性格からか、座席が電動で下りてくるのが待てず、やはり抱っこで乗せおろししています。年齢的にそろそろ介護交代か?とも…。

 

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