体幹ゼロ障害児とアウトドアを

アウトドア夫婦に生まれた肢体不自由児さ~やの冒険記

観光地ではなく聖地!斎場御嶽をベビーキャリアで肢体不自由児と散策。

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寄満(ゆいんち)

 沖縄最大の聖地といわれる 斎場御嶽(せーふぁうたき)、完全なアウトドアフィールドですが、そのスピリチュアルな雰囲気を感じたいので肢体不自由児を連れて行きました。

 

2019年、我が家が計画した沖縄旅行の中で唯一バリアフリーではないスポット。

 

急な傾斜や階段があり、車いす、バギーでは行けないのでベビーキャリアでさ~やを担ぎ散策してきました。

 

担いでしまえば普通に歩いて散策するのと同じといえば同じですが、障害者駐車場やルート情報などお伝えできればと思います。

 

 

斎場御嶽は突然に

入り口の目安は郵便局、チケットは南城市地域物産館

 

 車を運転していると斎場御嶽の入り口は突然現れます。

 

ただ、慌てなくても一般駐車場とチケット売り場はその入り口を道なりに進んで直ぐ右にある「南城市地域物産館」となります。

 

まずは物産館でチケットを購入。

 

通常、健常者の観光であれば物産館に車を置いて歩いて斎場御嶽に向かうのですが、障害者がいることを伝えると障害者駐車場の案内と通行許可証をくれました。

 

入場料金は大人300円、子供150円、障害者本人は無料です。

 

車で入り口に戻り、係員の方に許可証を見せ道路を進みます。

 

物産館からおよそ500m、歩くと10分くらいの所に障害者駐車場がありました。

どうやら、かつてはココがメインの駐車場だったようですが、観光客の増加で一般用は物産館に移動したようです。

 

駐車場に車を停め、さ~やを担ぎ、いざ出発!

 

厳かな石畳の道

ただ、石畳の道は滑りやすい!グリップのきく靴で。

 

駐車場にはあずまやがあり、ベンチと自動販売機も設置されているので、散策の前後で休憩することができます。その先の道は都会の公園の様に整備されていました。

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左:駐車場 右:駐車場からの道

道はまもなく階段と石畳の道になります。

 

途中からは視界も開け眺めも良いですが、しっかり『雨の時は滑る』と注意喚起されています。

 

この看板がある場所が御門口(うじょうぐち)で、かつて男子禁制だったときはここでお参りをしたそうです。久高島遥拝所ともあり海がきれいに見えました。

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その先も適度に斜度があり、石畳の道と地面を土留めシートで覆った箇所がありますが、濡れたシートは大変滑りそうです。

 

グリップがよくきく靴で行きましょう!

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天気も良かったので、南国の植生の中を散策するのがとても爽快でした。

 

拝所は特別な空気

森の中、自然の造形美を感じる

 

斎場御嶽といって一番よく目にする三庫理(さんぐーい)をはじめ、大庫理(うふぐーい)、冒頭の写真の寄満(ゆいんち)といった拝所は、いずれも独特の形の巨岩を中心として、周囲を南国の植生がやや湿度をもって取り囲み、自然と心が鎮まるような雰囲気でした。

 

落ち着いて周りを見渡してみると、その雰囲気に呑まれてしまう感覚もありました。

 

初めてこの造形を目の当たりにした昔の人がこの場所に畏怖を感じ、神仏への畏敬の念を持ったのが少し想像できました。 

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三庫理(さんぐーい)

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鍾乳石からの聖水とそれを受け止める壺

三庫理の近くには、晴れた日でも水がしたたり落ちる鍾乳石があります。

 

シキヨダユルアマダユルと呼ばれる聖水とのことでしたが、訪れた日も数十秒に一度、水滴が壺に落ちていました。

 

鍾乳石よりも上部には水を貯められる程の空間があるようには思えませんでしたが、不思議です。

 

反省もあり…

歴史もしっかり学んでから行けばよかった…

 

南国の植生と芸術的で奇怪な巨岩により確かに自然の麗しさは感じられました。

 

ただ、前知識ゼロで散策したため、各拝所や香炉などが置かれている意味を深めることができませんでした。

 

障害児と行くので散策の時間が長すぎると本人にも、背負う自分にも負担がかかると思いガイドを頼んだり、他の施設には入りませんでしたが、これが反省。

 

沖縄から帰ってから学びましたが、もう少し事前に情報を入れておけば、現地でより深い観察ができたと思います。

 

斎場御嶽を含む「琉球王国のグスク及び遺産群」が2000年に世界文化遺産に登録されたのは『古来からの祈りの文化が継承されていること』が着目されたからだそうです。 

 

南城市のHPにはこうありました。

斎場御嶽は観光地ではなく「聖地」である。南城市の目指す観光とは、ただ来訪者が多くなればよいというものではない。南城市の特徴は他の地域よりも「グスク」と「ウタキ」が数多く、まさに沖縄の精神文化の象徴というべき地域である。そのような地域特性を生かした観光形態、いわば「南城ツーリズム」の一つとして歴史文化遺産を活用した観光を推進している中において、南城市のよさが分かる観光客に来ていただきたいと考える。

 

かなり強気の宣言ではありますが、地元と歴史を大切にしていることが分かります。

 

現地ガイドの事前予約もできるようですので、時間が取れそうなら是非検討してみてください。

 

ただし、年に二回『休息日』として、斎場御嶽の自然保護や静寂を保つ期間が設けられています。訪れる際にはご注意ください。

 

さて、さ〜やは担がれながらもしっかり起きていたので、周りの自然や霊的な雰囲気も感じとってくれたと思います。 

 

10月とはいえ沖縄なので当日の気温は30℃弱、さ〜やとザックを合わせて20kgを1時間強担いでいるとさすがにいい汗をかきました。

 

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