体幹ゼロ障害児とアウトドアを

アウトドア夫婦に生まれた肢体不自由児さ~やの冒険記

障害者と飛行機に乗るには?肢体不自由児、リサーチ編。

f:id:TheWhiteFang:20200103232548j:plain肢体不自由児と飛行機に乗るにはどんな準備が必要なんでしょうか?

 

2019年、家族旅行で沖縄を計画しましたが、沖縄に行くとなると飛行機は避けて通れません。

 

自分で座れない体幹ゼロの娘、さ~やを飛行機に乗せるには何をしたらいいのだろうか…

 

診断書やバギーの持ち込み、吸引機の持ち込みなど、事前に航空会社に問い合わせた結果を報告します。

 

 

搭乗前の懸念事項

脳性まひで肢体不自由児となったさ~やの基本情報としては、

  • 座位が保てないので移動の基本はバギー(手押しの子供用車いす)
  • 気管切開はしていないが嚥下困難なので定期的な痰吸引が必要(医療ケア)

 *詳しくは「はじめに」をお読みください。

 

と考えると、懸念されたのは次の4つ。 

 

  • 医療ケアが必要な障害児は搭乗にあたって診断書が必要なのか?
  • バギーは搭乗する前のどこまで乗れる?
  • 座席にそのまま座れないがチャイルドシート的なものは準備してもらえる?
  • 痰吸引機は普通に持ち込んでOK? 

 

これらについて調べてみました。

 

診断書は必要?

脳性まひでは必要なし!

 

今回はANAを利用するのでまずHPで確認。

 

トップページ上部の『おからだの不自由なお客様へ』で障害がある人が搭乗する際の注意事項が解説されています。とても丁寧に。

 

「酸素が必要」「人工呼吸器が必要」「ストレッチャーを使用」など

に該当する人は診断書が必要と記載がありました。

 

さ~やはこれらには該当しないものの、

 

「体調が急に変化する恐れがある」「ANAが必要と判断」

 

という項目は初飛行機なので何とも言えず微妙なライン。

 

電話で確認すると、

『脳性まひ、というだけでは診断書は必要ありません。』

とのこと。

 

ANAは国内線でも国際線でも同じ基準で、必要ないそうです。

 

病院で診断書出してもらうのは時間とお金かかるなぁ、と思っていたので一安心。

  

自前のバギーはどこまで乗れる?

飛行機の機体直前まで乗れる!

 

まずはANAのHPをチェック。

 

基本的には、搭乗手続きの時のチェックインカウンターで車いすを預け、以後ANAが用意した車いすで移動とのこと。

 

空港内と機内、それぞれで利用可能なリクライニング車いすが用意されています。

 

なるほど!狭い機内の通路を通るには専用の車いすがあるのか!

 

と感心したものの、それらの車いすの固定ベルトでは体幹ゼロのさ~やはずり落ちそう…

 

電話で出発する空港に問い合わせると、

 

  • 機内搭乗直前までバギーの利用はOK!
  • 飛行機に搭乗中はANA側でバギーを管理
  • 到着したら、飛行機を降りてすぐの所にバギーを持ってきてくれる

 

ということで、機体直前までバギー利用OKでした。

 

乗り換えるという動作にひと手間かかるので、それがないのはとても助かります。

  

機内の座席にどう座る?

日常使いの障害児用カーシートが持ち込める!

 

こちらもANAのHPでチェック。

 

座位が保ちにくい人用に座席と身体を固定する補助ベルトがあるようでしたが、これではやはりさ~やは支えられない…

 

電話で問い合わせると、

『日常的に使っているカーシートを持ち込んでいい。』

とのこと!

 

ただし、事前申請が必要らしくカーシートの寸法と画像を送信。

 

注意点としては、離着陸時は足を乗せるアームが利用できないので折りたたむ必要があります。

 

万が一カーシートが装着できなかった場合に備えて、補助ベルトと毛布、枕など周辺の空間を埋めるグッズを用意してくださるとのことで、配慮この上ない対応!

 

今回の障害児用カーシート、『CARROT3』は成長に応じてパーツを付け足しカスタマイズできるので、これが機内持ち込みOKとなると、さ~やがそこそこ大きくなっても安心して飛行機に乗れます。

CARROT3 [障害児用チャイルドシート] | シーズ - 障害者のためのものづくり

 

沖縄に着いてからの移動がレンタカーなので、このぴったりフィットのカーシートが旅先でも使える点は大きなメリットです。

 

痰吸引機の持ち込みは?

OKですが、事前申請が必要。

 

痰吸引機の持ち込みについて相談すると、「機器の型番を教えてほしい」とのこと。

 

機器のメーカー、型番をANA電話窓口へ伝える。

 

カーシートの様に写真の提出は必要ありませんでした。

 

医療機器の中には電波を発したり、危険物に該当するバッテリーがあるようで、事前に許可が必要なようです。

 

ただ、この『口頭』での申請が当日の手続きを手間取らせる一因に…

   

下調べを終え、これで事前準備完了!?

 

考えうる対策は施しましたが、果たして当日スムーズに搭乗できるのだろうか?? 不安を抱えながら、初フライトを迎えました。

 

まとめ

障害の程度は本当に人それぞれですので、個々の状況で航空会社、利用する空港に相談するのが一番だと思います。とても親切に対応してくれます。

 

また、『事前準備』として書きましたが、実際には既にチケットを予約した後でANAと調整しています。

 

搭乗自体が可能かどうか、という相談ならチケット予約前にした方がいいでしょうが、そうでなければチケット予約後でいいと思ます。

 

むしろ、予約されていない不確定な状態では、どこの空港を使うかも、どの便を使うかも分からないので、航空会社も具体的な対応が取れないのだと思います。座席は後からでも変更してもらえますので。 

www.sa-yato.com